Dr. Atsuo Yanagisawa
柳澤厚生先生
内科・医学博士
点滴療法研究会マスターズクラブ会長
日本オーソモレキュラー医学会代表理事
高濃度ビタミンCとの出会い
スピックが提携する鎌倉のクリニックの院長を務めていた2007年、アメリカ人の悪性リンパ腫の患者が来院し、高濃度ビタミンC点滴療法を求めました。
初めて耳にする治療法だったので、アメリカの友人医師3人に相談したところ、一般的に行われている療法で、すぐにやるべきだとアドバイスをもらいました。
半信半疑ながら患者の要望通り点滴を実施したところ劇的な変化が見られ、これは本物だとすぐにアメリカに飛び、治療法を学ぶことにしました。
帰国後、高濃度ビタミンC点滴療法を患者に実施する中で、治療としての効果だけでなく、肌に透明感が出たり、メンタルが上向いたりなどの変化を目にし、これはもっと少ない量で病気の予防や健康にも活用できるのではという考えに至りました。
リポシーの始まり
アメリカにはビタミンC点滴の治療を受けている人が、次の点滴までの間をつなぐホームケアとして、リポソームのビタミンCサプリメントを使用していました。
クリニックでも輸入して使っていましたが、リニューアルを機に日本では使えない成分が入ってしまったのです。
輸入できないのであれば自分たちで作るしかないと、スピックの芝田崇行社長から相談を受けたのが「リポシー」の始まりです。
医療現場で使うことを第一に考え、徹底的に吸収性を追求しました。
また、同じ理由から味や香りをつけて飲みやすくするということを一切していません。これについては芝田崇行社長と同じ意見で、安定性などの観点からも、医療品を扱うレベルでの施設で開発を進めました。
これまでも、これからも、
ビタミンC不足を解消する
人間は体内でビタミンCを作ることができないから、圧倒的に足りていないのです。
必要なものが不足しているから疲れるし、肌もカサカサになるし、病気になってしまう。あらためてお伝えしたいのは、「ビタミンCを取ると元気になる」などといわれますが、欠乏しているビタミンCを補給することで、肌も艶々で本来の元気な形に戻れるのです。
医療目的で生まれた「リポシー」ですが、一般の方に広まることによって、健康をより増進させるという意味でのヘルスケアの一助となっていくことを期待しています。
いつか海外の学会で「『リポシー』知ってる?」と聞かれるくらいの存在になったらうれしいですね。